長期投資で注意すべき7カ条

1.無理をしない

将来に向けて長期投資を頑張るぞ! と気合ばかりが入り過ぎて、自分のお給料から無理に多くの金額を積立投資に回してしまうのは禁物です。身の丈を超えた無理な金額ではせっかくの積み立てを続けられなくなってしまいます。

積立投資は長い旅です。ご自身の範囲内で、確実に拠出可能と思える金額から始めてください。成果を上げるカギ、それは「継続はチカラなり」です。

2.家賃と同じステータスで

積立投資は無理しない程度の金額で続けることが肝要ですが、その工面はお金が余ったら、ではいつまで経っても始められません。将来に向けた資産形成は人生プランで最も大切なことのひとつですから、積立拠出は毎月の家賃と同じくお給料から最優先で差し引いて用意するものと考えてください。繰り返しますが何より「継続はチカラなり」です。

賢い金融商品の選び方

3.成長する投資対象に働きに出す

長期積立投資の果実は、お金を働きに出した先の経済的成長を養分として育つものです。将来にわたって成長が想定できる投資対象で、運用する投資信託をしっかり選択してください。

長期資産運用における投資対象の普遍的潮流は、世界全体に分散したポートフォリオを保有して経済の成長軌道をトレースする「国際分散投資」です。残念ながら日本経済単体は主要先進国で最も成長力が低いのが実態で、日本人だからと国内経済に固執した投資対象選びにならないよう注意してください。

4.値動きを追わない

自分の将来に向けた資産形成を目的とする長期投資ならば、ゴールはずっと先のこと。毎日相場はランダムに上がったり下がったりを繰り返しますが、気が付けば経済成長を養分にして徐々にお金は育ってくるもので、日々の値動きに一喜一憂することは全く無為なことなのです。