一家全員無職という絶望のどん底にいた山田智恵さん。32歳で初めて就活したあと、転職、昇進、留学……とチャンスをつかんでいった。山田さんは毎日見つけたチャンスをノートに書く習慣が人生を変えたという。
※写真はイメージです(写真=iStock.com/PeopleImages)

1000個のチャンスが並んだノート

チャンスノートを書き始めて1年後、ノートに1000個ものチャンスが並んでいた頃に、新しい会社に転職し、その1年後には部長になり、ボストンにリーダーシップを学ぶために留学し、さらに1年後に外資系企業の社外取締役も務めていました。そして、ある人との出会いがあり、Instagramのマーケティングの本を日本で最初に出版できました。その本は、Amazonのいくつかのカテゴリーで1位をとったこともあります。

数年前まで「ザ・世間知らず」だった私からすると、まさか、自分にそんなことが起きるとは、思いもしなかったことばかり! ミラクルとしか言いようがありません。

1つ1つのチャンスを見返すと、ささいな出来事にしか見えません。むしろ、起きてほしくない出来事もたくさんありました。

でも、ノートを書いていくうちに、私の意味づけ力が高まり、日々の出来事から価値や可能性を見つけ出せるようになっていたのです。

そして、チャンスだと思ったことに対して、自然と私の行動は積極的になっていきました。その積み重ねで、良い結果(次のチャンス)へとつながっていったのです。