自分にベストな学校選びが可能になる3つの基準

今回の体験はもちろん、今まで筆者がセブで英語を学んだときの経験をふまえて考えた、留学先を選ぶときの基準となるのが次の3つだ。

目指すところ

これは自分が英語力をどこまで引き上げたいかということ。

例えば今回体験した2つの学校で考えると、英語超初心者で英語に慣れたいならTARGET、TOEIC400~600点の初中級者が750点までスコアを伸ばしたいならFourWordが良いだろうという印象を受けた。さらにTOEICやIELTSの点数をがつんと上げたいなら、またTARGETに戻り、それ専用に学ぶという選択もある。まずは自分のレベルを把握したいところだ。

予算

TARGETは「TARGET5」プレミアム一人部屋で1週760$、FourWordの一人部屋が1週840$なので、TARGETのほうが安い。しかもTARGETの場合、平日は学校のカフェテリアで3食、食べられるので、食費がほとんどかからない。FourWordは自炊なので、どうしても余分な経費がかかってしまう。学校で留学費用は大きく異なるため、事前にしっかりとリサーチすることが重要だ。

ライフスタイル

レッスン数が多く勉強に追われるTARGETに対して、レッスン数の少ないFourWordは時間的に余裕がある。英語を学びながら仕事もしたいというフリーランスや、子どもといっしょに滞在を楽しみながら英語に触れたいという親子はTARGETよりもFourWord向きだろう。ライフスタイルという観点から選ぶこともできる。

TARGETで飼っている猫

いずれも英語ができるようになるには、才能ではなくて正しい努力をするかしないかというだけ。この3つを基準に、どの学校が自分にとって正しい努力ができるか、そう考えてみると納得いく学校選びができそうだ。

池田 純子(いけだ・じゅんこ)
フリーライター