フィリピン人の先生とのマンツーマンレッスンは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、ボキャブラリーなどから、ある程度、希望に合わせて組んでいけるため、リスニングとスピーキングを中心に選択。リスニングはTOEICの問題をひたすら解いては、説明を受ける。スピーキングでは出されたテーマについて、自分なりの意見を述べてから先生と議論する。
7、8人で行うグループレッスンは、毎回ワンテーマについてディスカッション。台湾人やベトナム人など他国の生徒と触れ合う貴重な機会となる。
月曜日から金曜日まで、同じ時間に同じ先生から教わるスタイルだが、先生と相性が合わないと感じたら、先生を変えることも可能。
午前中は10分の休憩をはさみ、50分レッスンが4コマ。昼休みは1時間。午後はまた3コマのレッスンが待っている。追われるように続くレッスンは、勉強に慣れていない社会人にとってはかなりハード。希望者はナイトクラスにも参加できるが、宿題もあるので、なかなかそこまでの余裕は持てない。1日が終わるとへとへとになるが、文字通り英語漬けの生活を送ることはできる。
1週間で英語を英語のまま聞き取れるように
たった1週間の滞在だったが、英語で一日じゅうインタラクティブなやりとりを行っていると、英語が耳になじみ、次第に英語を英語のまま聞き取れるようになってきた。初日に比べると、リスニングもスピーキングもずいぶんスムーズになったと感じる。石原さんいわく「1カ月勉強にフォーカスしてもらえれば、TOEICのスコアが300~400点の人なら150点は伸びる」とのこと。
ともかく、ここに来れば、圧倒的なコミュニケーションの量が得られるのは間違いない。しかし、ある程度の文法や単語といった知識がなければ、せっかくの実践の場も十分に生かせないものになってしまうだろうと感じた。やはり自習は重要だ。