強い刺激に慣れすぎると、射精障害のリスクが高まる

自慰行為では問題なく射精まで至れるのに、膣内では射精ができない、という障害も。間違った自慰行為が原因になると言います。

「自慰行為の際にグリップが強いとか、床に押し当ててする人、ちょっと変わったAVが好きな人などは、普段のパートナーのセックスで興奮できなかったり、刺激が足りなかったりして射精ができないこともある。男性むけのセミナーなどで『床オナしてませんか?』と投げかけると、みなさんかなり興味を持って聞いてくれます」

強すぎる刺激に慣れてしまった人のために、膣内射精障害を改善するトレーニングツールも登場しています。

自慰行為は超プライベートゾーン。学校で教わることもなければ、男性同士でも、その方法をオープンに話すことはなかなかないでしょう。適切なマスターベーションを学び直すことも、妊活の準備といえるかもしれません。

写真=iStock.com

吉川 雄司(よしかわ・ゆうじ)
ヘルスアンドライツ 社長

妊活や不妊治療に取り組む夫婦をサポートする事業を展開。クラウドファンディング「妊活大事典プロジェクト」発起人。相談できる生理管理アプリ「ケアミー」を運営中。