【更年期障害】

ビタミンEを摂取して、ホルモンの分泌を調整

更年期障害は女性ホルモンの影響によるところが大きく、大豆イソフラボンが諸症状の改善に役立つとされています。

ビタミン・ミネラルで根本から改善することは難しいのですが、「ビタミンE」にはホルモン分泌調整作用があります。

また、PMSと同様、不快な症状に応じてビタミン・ミネラルを補給することも○。イライラや気分のむら、不安といった症状があるなら「ビタミンB6」を、心理的・身体的なストレスがあるなら「マグネシウム」を摂りましょう。

▼摂りたいビタミン&ミネラル
ビタミンE……ホルモン分泌の調整
ビタミンB6……気分のむらやイライラ、不安、腹部膨満などの緩和
マグネシウム……心理的・身体的なストレスの軽減
▼摂取できる食品
きな粉、蒸し大豆、赤パプリカ、調整豆乳、納豆、ブロッコリー など

構成=籔 智子 イラスト=伊達智美

佐藤 秀美(さとう・ひでみ)
学術博士

栄養士、日本獣医生命科学大学客員教授。大学で教鞭をとるかたわら、テレビや雑誌、書籍で栄養がたっぷり摂れる調理法を紹介するなど、幅広く活躍している。