夏から秋、そして冬がスタートするギャップで、体力もココロのバランスも低下
霜降は10月24日~11月7日の時期で、朝夕にぐっと冷え込み、霜が降りる時期を指します。山など標高が高いところから霜が降り始め、次第に平野にも降りてきて、いよいよ冬の始まりを告げるサインとなります。
この時期は燃え上がる夏から秋の実りを経て、冬に向かう季節であることから、そのギャップにむなしさを感じ、くよくよと悩みがちになります。同じことを何度も考え、前向きになれないかもしれません。さらに、寒さも日に日に増してくることから血液の循環も悪くなり、カラダの冷えもきつく、心身のバランスがくずれがちです。そのため、風邪を引いたり、気持ちが落ち込んでうつになったりと、さまざまな症状が出始めますので、十分な注意が必要です。
寒さもいよいよ本格し、霜が降り始めると、冬の到来です。季節はまだ秋ですが、確実に冬が始まっています。
季節の始まりの初候は、ヒーヨヒーヨと鳴くひよ鳥の声を耳にし、海ではホッケが旬を迎えます。季節が進む次候では、ふいに強い雨が降ったと思いきや、アッという間に青空が広がる初時雨が見られ、山芋やキンキが旬を迎えます。
終わりである末候は、山々が色づきはじめ、紅葉があちこちで見られます。ちょうどこの時期にはサツマイモやカワハギが旬を迎え、冬へと突入していきます。