資産は生涯にわたってつくっていくもの

60歳までにいくら貯めて80歳まで老後資金を取り崩して生きる、というこれまでの常識も転換してください。できるだけ長く働き続け、現役時代は毎月積立投資をしっかり継続し、年金受給期以降はそれまでに育てた資金を取り崩して豊かなライフスタイルを実現しましょう。同時に使わない資産は相変わらず長期投資を続けて、お金は殖やしながら使う。つまりこれからの長期資産形成は生涯軸で続けることが当たり前になるはずです。

そして「イデコ」や「つみたてNISA」といった非課税制度も、今後「イデコ」は拠出可能期間が延長され、「つみたてNISA」は恒久化されて非課税期間も無期限になるなど、きっと人生100年時代の新たな生き方の新常識をしっかり支えてくれる、さらに強力な制度へと改善されていくことでしょう。

プレジデントウーマン読者の皆さんは新常識を先取りして、自ら豊かな人生創りへと早々に行動開始です!

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中野 晴啓(なかの・はるひろ)
なかのアセット代表

1987年明治大学商学部卒業。セゾングループの金融子会社にて債券ポートフォリオを中心に資金運用業務に従事した後、2006年セゾン投信株式会社を設立。2007年4月代表取締役社長、2020年6月代表取締役会長CEOに就任。2023年6月セゾン投信を退任後、2023年9月1日なかのアセットマネジメントを設立。全国各地で講演やセミナーを行い、社会を元気にする活動とともに、積み立てによる資産形成を広く説き「つみたて王子」と呼ばれる。公益社団法人経済同友会幹事ほか、投資信託協会副会長、金融審議会市場ワーキング・グループ委員等を歴任。著書に『最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい』(ダイヤモンド社)、『50歳からの新NISA活用法』(PHPビジネス新書)他多数。