女性の働き方を見直す
女性リーダーのロールモデルが少ない世の中で、いかに公私を両立させながら出世の階段を上っていくか。女性らしさ、自分らしさは持ち続けていいのか――。悩めるキャリアウーマンたちがバイブルにしている必読の書。
キャリアアップに必要な視点とは
『大人の女のキャリア計画 「5つの柱」で理想の仕事を手に入れる』
ジョアンナ・バーシュ、スージー・クランストン著●海と月社
マッキンゼー&カンパニーの現役女性コンサルタントによる指南書。「例えば『自分自身の意義と捉えがちな点を、会社にとっての意義に置き換えるとリーダーに抜てきされやすい』など、女性が出世するために必要な方法論が満載」(谷)
女性はもっと自信を持つべき!
『なぜ女は男のように自信をもてないのか』
キャティー・ケイ、クレア・シップマン著●CCCメディアハウス
女性が成功するために必要な「自信」のつけ方を説いた本。「一見強そうな海外のサクセスウーマンにも支持されています。自己評価がマイナスの人は、ゼロに引き上げるだけで活躍できるというメッセージが込められています」(谷)
フェミニストだと世の中どう変わるか
『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著●河出書房新社
フェミニストの視点を持つとどんなメリットがあり、どんな社会になるかをわかりやすく説いた本。「個人が自由と自分らしさを手に入れるためのヒントが満載。世界的なスピーチフォーラム『TED』で大きな話題になりました」(谷)
米国女性の日常や思考がわかる
『私はこうして受付からCEOになった』
カーリー・フィオリーナ著●ダイヤモンド社
受付から大企業のCEOにまで上りつめた女性のノンフィクション。「『上司の運が悪かったら良くするわ』という、著者の根性に拍手を送った女性は多数。ソリが合わない上司との関係に悩みがちな日本人が学ぶ点は多いです」(小)
価値観を広げる
めざましい活躍を続ける女性ほど価値観を広げる努力を惜しまず、次々と未知のジャンルを探究していく。歴史の見方、LGBTと経営の関係、目に見えていない“価値”の存在――。モノの見方をガラリと変え、世界を広げてくれる3冊。
従来の認識を覆す人類の歴史
『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』
ユヴァル・ノア・ハラリ著●河出書房新社
法律や平等といった考えは虚構である――。私たちの固定観念を根底から覆す驚きの歴史本。「“帝国”という概念1つとっても、定義やサイクルなどを深く掘り下げる視点が評判。仕事や日常での視座も変わるはず」(小)