想像力に磨きをかける
奇想天外な冒険小説やユーモアある探偵小説で感性を高めている欧米の女性たち。想像力を磨くために役立つ小説を読めば、無意識に制限をかけていた考えが自由に広がり、新しいアイデアが生まれる。
想像を超える行動力に勇気が湧く
『シャンタラム』
グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ著●新潮文庫
脱獄犯が逃走後に、医者や映画制作者など、自分のなりたいものになっていく自伝的小説。「『枠組みを超えて何でもできる』と、世界中に希望を与えています。バックパッカーになった大企業の元部長の女性も愛読」(谷)
英国ユーモアの真骨頂
『ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻』
P・G・ウッドハウス著●文春文庫
英国ユーモアが爽快な話題の探偵小説。「キーパーソンである優秀な執事の話術が見事。例えば、相手にはほめ言葉と思わせ、実はけなしている……など。会話のセンスを磨くのに役立つと評判です」(小)
悩める女性を勇気づける名言の嵐
『アルケミスト 夢を旅した少年』
パウロ・コエーリョ著●角川文庫
少年が旅をしながら人生を学んでいく物語。「夢を追い求めていい。まだ目的が見つかっていなくても、旅の途上なのだから大丈夫と、世界中の女性たちに希望を与えている本です。名言がちりばめられた良書」(谷)
思考パターンを変える
「時間がないから」「こういう立場だから」と、とかく思考や生き方に制限をかけがちな私たち。おもいきって枠をとっぱらい、本来の自分を取り戻してみませんか?
たまには一時停止する時間も必要
『遅刻してくれて、ありがとう』
トーマス・フリードマン著●日本経済新聞出版社
多忙な人たちを救う書として人気。「タイトルには『あなたが遅刻したおかげで急に時間ができ、いろんなことを考えられた』という意味が込められています。いつもの思考を止め、世界を広く考える視点を教えてくれる」(小)
履歴書上の成功と人柄、大事なのは?
『あなたの人生の意味』
デイヴィッド・ブルックス著●ハヤカワ文庫NF
ビル・ゲイツはじめ、世界のトップリーダーらが支持。「自分は死後、どんな弔辞を読んでもらいたいか。仕事での成功をたたえられたいのか、人柄をしのばれたいのかを想像し、今、すべきことを考えさせられる一冊」(谷)
もっとクレイジーになっていい!
『SHOE DOG』
フィル・ナイト著●東洋経済新報社
ナイキの創業者の自伝。「起業家の友人はみな大絶賛。目的を達成するにはクレイジーになっていいし、むしろそこまでやろうと後押しされる。失敗しても成功するんだというエネルギーの源泉にも気づかせてくれます」(谷)
「こうであるべき」な思考から離れて
『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』
エリザベス・ギルバート著●ディスカヴァー・トゥエンティワン
心躍らせながらやりたいことをやる「創造的な人生」にエールを送る本。「これを読んだ友人たちは、社会性を切り離してただ純粋に、『やりたかったことを思い出した』『好奇心に忠実に生きよう』と思えたそう」(谷)