「第三の道」を見つけられるかも
『サード・メトリック しなやかにつかみとる持続可能な成功』
アリアナ・ハフィントン著●CCCメディアハウス
事業の成功のためにがむしゃらに働き、過労で倒れた著者。「金や権力以外の価値、“第三の道”を見つけるための実践法を解説。“ワクワクすることを追い求めていい”。このメッセージで救われた女性は数知れず」(谷)
LGBTと経営のwin-winな関係
『カミングアウト LGBTの社員とその同僚に贈るメッセージ』
ジョン・ブラウン著●英治出版
日本にいると見えにくいLGBTと経営の関係が鮮やかに描かれている。「海外では勉強のために読んでいる女性が多いです。会社もビジネスも多様性がプラスになる、という明るい視点がこの本から伝わってきます」(小)
人とのつきあい方を学ぶ
男性中心のビジネス社会で生き抜くには、彼らの頭の中を知り、己を知ることも必要。男性の上司や部下、わかり合えない相手とどうコミュニケーションをとるか。世界共通の悩みに答えてくれる4冊。
男性の頭の中がわかる本
『説教したがる男たち』
レベッカ・ソルニット著●左右社
男性が女性を見くだしながら話す「マンスプレイニング」を、データを交えて解説。「男女の支配、被支配の関係性を説きつつ、DVやセクハラに対処するヒントも得られる。この本で留飲を下げている欧米女性は多数います」(谷)
弱くて傷つきやすい人への処方箋
『本当の勇気は「弱さ」を認めること』
ブレネー・ブラウン著●サンマーク出版
ネガティブな感情の正体を解き明かす。「自分の弱さの見つけ方や克服の仕方がわかる。一見パワフルな欧米女性でも、『自身のもろさをきちんと意識することで、他者との関係が築きやすくなった』そんな声をよく聞きます」(谷)
意見が100%違う相手と交渉する話術
『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版』
マーシャル・B・ローゼンバーグ著●日本経済新聞出版社
自分とまったく意見が違う人にはハッキリと反論する。立場に頼らず、対話で交渉していくスキルを指南。「お互いに相手の気持ちを理解し、違いの中から接点を見いだす。そのうえでどう対話を導いていけばいいかを学べます」(小)
人と接するときの基本ルールを再確認
『道は開ける』
D・カーネギー著●創元社
欧米の経営者が愛読する、さまざまな悩みを解消するための古典。随所にちりばめられた名言を胸に刻むリーダーも多い。「『人は誰しもほめられるとうれしい』といった、公私ともに知っておくべき王道ルールに定評があります」(小)