お金のために時間を犠牲にしてはいけない
節約志向は、無意識のうちに、お金よりも自分の人生を軽んじてしまう危険性をはらんでいます。
今の1分1秒の積み重ねが1日、1カ月、1年となる。そしてそれが人生をつくる。つまり時間とは人生そのものであると言えます。
しかし節約志向は、「ちょっと時間がかかっても自分でやる、安いほうを選ぶ」というふうに、お金のために自分の時間を犠牲にします。
お金はなくなっても稼げばいいだけですが、時間は一度失われたら二度と取り戻すことができません。ただ、時間は目に見えないから、減るという実感が湧かない。だから軽視してしまうのです。
ときには、お金で時間を買うこともできる
節約や貯金がいけないということではなく、自分の成長、人生の広がりを考えたとき、時にはお金で時間を買うという判断も必要です。
たとえばプログラミングを学ぶために専門学校に行きたいけど、100万円の学費を貯めるには3年かかるとします。この場合、お金が貯まってから通うよりも、借金してでも早く学び始めれば、その成果を活かす時間を長くとることができます。これもお金で時間を買っていると言えるでしょう。
日常においても、たとえば家事代行サービスを使って外注することで、子どもとの時間をしっかり取れたり、疲れを癒して明日の英気を養うことが可能です。