「もっと自らの能力や経験を生かして、誰かの役に立ちたい」。そんなモヤモヤとした想いを抱えたまま、働いている女性は多いだろう。そんな女性たちの溢れる向上心を具体化するための、実践的なノウハウを教えてくれる場があると聞き潜入。2つの講義を体験受講した。

実践的な学びを得る場・大人の学び舎「自由大学」

その名も「自由大学」。2009年6月に東京・世田谷区池尻に開校された大人の学び舎だ。(2014年より現在の表参道へ移転)。1回90分・全5回で学ぶ講義スタイルで、働き方や生き方をテーマにした、様々な講義が行われている。どの講義も、テーマになっている働き方や生き方に実績のあるプロが教授となって、受講生に専門的なスキルを身に付けさせることに徹した講義が行われている。

後編では講義「小さな教室をひらく」への参加レポートをお届けする。(前編はこちら

自分の経験を生かして「小さな教室をひらく」

講義「小さな教室をひらく」は、「料理教室」や「英会話教室」など、人が集まる「教室(=学び場)」を開くための実践的なノウハウを身に付けるための授業が行われる。「小さな」は、拡大を目指す前段階の規模を指すのではなく「自分の経験を生かして、想いを十分に行き届かせることができるサイズの教室をひらこう」という想いを表現している。講義を通して、単に教室を開くノウハウを教えるだけでなく、受講生それぞれの「私だから作れる」オリジナルな教室の内容を一緒に考えるのだそうだ。

一体どうやって「私だから作れる“学び場”」を5回の講義の中で目に見える形にしていくのか……? 特別にお願いして、第3回目と5回目の講義に参加させてもらい、その答えを探ってみた。