エリートたちの新常識、財布のスマート化を実践
少し前までは「お金持ち=高級ブランドの長財布」というのが一般的なイメージだった。しかし、美月さんがファーストクラスでサービスを担当したビジネスエリートたちは、多くがプレーンな二つ折り財布を使用していたという。
「すぐにブランド名がわかるものではなく、見た目は素っ気ないほどシンプル。ただ長年愛用してきたことがわかる、上質な素材のものが多かったように思います。さらに、私が見かけた魅力的な女性起業家は、シンプルな形はそのまま、ほんの少しかわいらしさがプラスされていたのが印象的でした」
機能性は重視しつつ、取り出すたび気持ちが上がる色やデザインを取り入れる。お金に愛される女性に必要なのは、こんな“才色兼備な財布”と言えるだろう。最近はミニマリストの流れもあり、“ちい財布”と呼ばれるミニ財布がブーム。十分な機能を備え、おしゃれ心をくすぐるデザインのものが充実しているので味方につけたい。
「要は、財布が小さいと、バッグからスッと出せて、支払いのときもこれ見よがしにならず、見た目がスマート。会計時にゴソゴソと財布を探す姿はみっともないし、何より人を待たせなくて済みます。スマートに行動するために、財布自体をスマートにしておく。これが重要なのだと思います」
ちなみに、美月さんが財布と併せて重要視するのが靴。
「成功している女性ほど、シンプルで質のよい靴を履いていました。名刺交換のとき、自然と視線が足元に行くのでよくわかるんです」
靴は健康に直結するものだからこそこだわり抜く。財布と靴のスマート化、ぜひ心がけたい。