「その中から、メインカードを決めて集中的に使うようにすれば、特定のポイントが効率よく貯まります。サブカードとしておすすめなのは、オートチャージ機能つきの交通系カード。たとえば、2018年7月に登場したJRE CARDは、定期券や新幹線の切符購入、スイカチャージで1.5%貯まり、駅ビルの優待店で使えば3.5%という高還元率になる。JR東日本圏内で働く人なら、持っておいて損はないでしょう」
利用頻度に加え、ポイント還元率の高さもカード選びには欠かせない要素。0.5%は普通なので、できれば1%以上のものを選びたい。5枚は、岩田さんおすすめの高還元率&ハイコスパカード。こうしたカードで水道光熱費、通信費、食費などの固定費を払うようにすれば、1年後には大きな差を実感できるはずだ。
ポイントは「個人情報と引き換えにもらっている」という自覚はもっておこう。気になる人は、医療費などのデリケートな出費だけは現金払いにするなどの工夫を。
ファイナンシャル・プランナー
青山学院大学国際政治経済学部卒業。外資系投資銀行を経て、ファイナンシャル・プランナーに転身。雑誌、新聞、テレビ等でマネー企画の監修をするほか、著書も多数。
岩田昭男(いわた・あきお)
消費生活ジャーナリスト
早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。クレジットカード評論の第一人者としても知られる。
綿谷禎子(わたたに・さちこ)
通信費節約ガイド
生活情報サイト「All About」の通信費節約ガイド。キャリアのケータイや格安スマホなど、通信費全般に詳しく、多数の媒体で情報を提供。雑誌やWebサイトでも記事を執筆する。
コヤマタカヒロ(こやま・たかひろ)
PC&デジタル家電ライター
デジタル機器や家電製品を中心に製品紹介、レビュー、関連サービスについての解説などを得意とするライター。3女の父でもあり、父親目線での記事も多数執筆している。