▼芸人のマネよりも、自分らしさが面白い

誰もが芸人みたいにしゃべる必要はまったくないし、オチがなきゃ面白くない、なんてこともない。それこそパターン化で、無個性な考えやと思うな。「で、オチは?」って言ってくるヤツがいたら、「みんなそういうこと言うよねー」って返したらええねん。誰かのマネして盛り上げるより、拙くても自分の発想を一生懸命言葉にして、個性がにじむしゃべり方をしている人のほうが100倍面白いし、そういう人の周りには必ず協力者も集まるよ。

▼話したいことにタイトルをつけてみる

人に何かを伝えるとき、「この話にタイトルをつけるとしたら」って考えるのはかなり有効。どんなタイトルだったら聞いてみたくなるかと頭を巡らせて、キャッチーなフレーズを練ってみて。自分のなかでも「なるほど、こういう話やったんや!」と整理ができて、話しやすくなります。タイトルは日本語としておかしくてもいいし、造語みたいなものでもいいと思う。「え? 何ソレ?」って聞き返されたらしめたものです。

構成=浦上藍子 撮影=園田昭彦