複数世代が同時に楽しめる空間で、消費が活発に

さて、最後に2017年の消費のトレンドも見てみましょう。世代・トレンド評論家の牛窪恵さんは、4月に銀座の目抜き通りに開業する大規模複合施設「GINZA SIX」や、レゴ(R)ブロックのテーマパーク、名古屋の「レゴランド」に注目しているそうです。

GINZA SIXは銀座の歴史上かつてない大規模な再開発だ。

その共通点は、子どもから両親、祖父母の2、3世代が同時に楽しめる「ハレ」の空間として展開すること。「複数の世代が一緒に訪れるほうが『記念』や『思い出づくり』として、消費も活発になります。ボリュームゾーンの団塊世代(シニア)をはじめ、それぞれの世代が違った観点で楽しめるのが魅力」(牛窪さん)

16年にはたとえば、映画では「『シン・ゴジラ』や『君の名は。』など、最初は若い世代で火がつき、徐々に上の世代にも広がるというブームがありました。世代をまたいで一緒に楽しめるものがヒットしやすく、空間や商品もその流れではやりそうです」(牛窪さん)。これらを2017年のテーマとして意識しながら、仕事や生活の計画を描いてみては?

【2017 Keywords】

▼POLITICS
大注目の米・トランプ新政権! 防衛費負担増で日本はどうなる!?

▼WORK
時間外労働の上限に規制の機運。「残業=美徳」の文化がついに消滅!?

▼TREND
「世代を超えて楽しめる」サービスが大ヒットの兆し!