【白河】いまの女性は家事・育児、仕事を一身に背負っていますからね。でも私が今回のアンケート結果で気になったのは、妻の矛盾です。夫に家事や育児を期待しているわりに、稼ぐほうの手も抜いてほしくないと思っている。ただ、年収別に見ると、500万円以上の高収入女性のほうが、「稼ぐ夫より家事や育児をする夫のほうがいい」と答えているのは面白いですね。

【堀込】自分が稼げるからでしょうね。

【白河】それでも「専業主夫は困る」という女性はまだ多くて、年収500万円以上でも75.6%もいる。でもこれからは家族を食わせていく“大黒柱”が、必ずしも夫である必要はないと思うんですよ。まあ、大黒柱とまでいかなくても、女性も自分の収入を確保することは、常に考えておいたほうがいいでしょうね。ライフイベントに応じて夫婦の一番よい形を、自分の収入確保も含めて考えることが重要でしょうね。

【堀込】僕が興味深かったのは、「家事・育児に対等に関わっている」と答えた男性が33.4%なのに、女性は18.6%にすぎないこと。

【白河】男性は同じくらい分担しているつもりでも、女性はそう思っていないってことね(笑)。

【堀込】なぜこの差が生じるかというと、男性は家事・育児の「全量」を把握していないから。だから少し手伝っただけでも、ずいぶんやった気になってしまう。全量を知るためには1週間でもいいから男性が育休を取って、「子育てや家事ってこんなに大変なんだ」ということを体験してもらうといい。そうすれば心からの感謝の言葉が出てくるだろうし、妻も「9対1でも仕方ないか」という気持ちになるかもしれない。男の勝手な解釈だけど。

【白河】いやいや、体験は大事です。