親がうまくバックアップすることで子どもが安定的に勉強できる
子育てをしていると、いくら親が子どものためを思っても、たとえ子どもの出来が悪くても、親が子どもの替わりに勉強や仕事をしてやることはできないのだと思うことがたびたびあります。親子はどうしても別の個体なので、親にできることは、その子なりの道を探して進むようになるまで見守ってやることくらいでしょう。子どもは自分の力で自分の道を切り開いていくしかないのです。子どもの年齢が上がるにつれて世話をする割合は減っていきますが、子どもへの関わり方がだんだん難しくなっていきます。
6月の初旬、4月から浪人生となった長女の予備校の保護者会に参加しました。今回は、予備校の先生や職員の方が話してくれたことをもとに、受験生を持つ親がとるべき態度や行動を考えてみます。
小学校受験は親の受験といわれ、親がいかにがんばるかが受験の成否を分けます。しかし、大学受験は完全に子ども本人の受験。親が関わることはほとんどありません。ところが最近は、親が「うまい形で関わる」ことが、大学受験の成否を決めるのだそうです。親がうまくバックアップすることで子どもが安定して勉強できるのだとか。まったくどこまで子どもに気を使わなくてはならないのかと思います。