求職の申し込みをしないと「失業保険」はもらえない

会社を退職後、すぐに転職しないのであれば、住まいを管轄するハローワークに求職の申し込みをしましょう。失業保険(正しくは雇用保険の失業給付金)をもらうためには、ハローワークで求職の申し込みをし、就職活動しても勤め先が決まらない「失業の状態」にあることが条件です。

もし、結婚や出産ですぐに働けないけれど、落ち着いたら働きたいと思っている人は、ハローワークで受給期間延長の手続きをしておきましょう。失業給付をもらうためには再就職をする積極的な意志と能力が必要です。ハローワークで求職を申し込み、企業説明会に参加する、求人へ応募する、各種講習やセミナーを受けるなどの必要があります。

<ハローワークに行くときに必要なもの>
・雇用保険被保険者離職票
・運転免許証など本人確認書類
・写真(縦3cm×横2.5cm)2枚
・印鑑
・本人名義の普通預金通帳(銀行印の代わりになるので必ず持参)

失業保険の受給資格が決定すると、ハローワークの窓口で「雇用保険受給者初回説明会」の日時が指定されます。説明会は指定された日に必ず出席しなければなりません。持ち物は、「雇用保険受給資格者のしおり」「印鑑」「筆記用具」です。

説明会にて「雇用保険受給資格証」「失業認定申告書」をもらい、第1回目の「失業認定日」も教えてくれます。

失業保険をもらうためには、指定された日程を守ることが大切です。日程の選択肢や“リ・スケジュール”はありませんので注意してください。

なお、失業給付は、自分から会社を辞める「自己都合」と、リストラや倒産など会社の理由によって辞める「会社都合」によって、もらえる金額が異なります。また、自己都合だともらえるまでに7日間+3カ月の待期期間があります。会社都合の人は、7日間の待期期間を過ごした後、給付が行われます。