最近、ビジネスの現場でしばしば“ミッション”という言葉を耳にします。皆さんも「私の会社におけるミッションは~」など言ったことがあるのでは? この言葉に縛られたり、言い訳にしたりすると、あなたの成長はそこで止まってしまうかもしれません。
ミッションという言葉を辞書で調べると「任務」や「使命」といった意味を持っていると解説されています。
この言葉、最近はビジネスの現場で、頻繁に耳にするようになりました。以前なら「自分が任せられている仕事は」とか「会社から求められている役割は」というセリフで説明していたシーンで、使用されることが多いようです。例えば「自分のミッションは」とか「会社からのミッションは」という感じでしょうか。元々の意味である任務や使命という言葉に置き換えてみると、言い得て妙というか、しっくりくる言葉だなと、個人的には思っています。しかし、このミッションという言葉、意外にくせ者。
仕事をしている中で、少なからぬ人たちが「ミッション」という言葉に縛られてしまい、身動きが取れなくなるケースを見かけます。新しいことを何かしようと思ったときに「自分のミッションには含まれていない」とか、「ミッションとはズレているので、優先順位が上がらない」という感じで、何かをしない、新しいチャレンジを先送りする、その言い訳のフレーズに使われているのです。確かに組織から与えられている使命や、求められている任務から外れたことに関して、仕事として取り組むのは難しいことなのでしょう。しかし同時に、がんじがらめに縛られていて大丈夫かと、心配になってしまいます。