ここで失敗例を1つあげると、資産価値が高そうだからと都心の戸数が多いマンションを買ったら、周囲には幸せそうな家族連れが多く、子どもの歓声がいつも聞こえて居心地がよくない……という人がいましたのでご注意。
住宅ローンに関しては、金利はこれ以上下がることのできないくらいの史上最低水準なので、金利面からは「買い」の時期といえます。
また、そろそろ家が欲しいと思うくらいの女性は、多少の頭金を貯めているはず。頭金を3割以上できれば5割、親の援助も1割は期待して、というのが平均的なシングル女性の考え方です。頭金はおそらく結婚資金として貯めてきたものでしょう。もし「そんなに頭金がないわ……」という人も、頭金が2割あれば購入に踏み切ってもよさそうです。
ここで、シングル女性のマイホーム購入でもっとも大切なのは、「貯蓄をしながら返済し続けるられるかどうか」です。公務員のように収入が安定していればよいのですが、民間企業で働く人は収入が減ったり、勤務地が変わったり、病気になったり、転職する可能性もあります。働くスタイルの変化に耐えられるよう、ローン返済にはとりわけ“ゆとり”が必要です。