さて、この先、私たちの住む家はどうなるでしょうか? シングル女性にとって、家は自分のお城であり、のんびりくつろげる大切な空間です。自宅通いの持ち家にしろ、ひとり暮らしの賃貸にしろ、生涯にわたって住む場所が確保できれば安心です。
ここで電卓を叩いてみると、今、35歳で家賃8万円の賃貸住宅に住んでいる人が、65歳まで同じ家賃だとしたら、単純計算で、年96万円×30年=2880万円、更新料が8万円×15回=120万円、合計3000万円です。年金生活になる65歳以降も、もちろん家賃を払い続けますので、80歳まで残り15年分の約1500万円を足すと、4500万円となりました。マイホームを購入すれば、多少なりとも自分の資産となるので、家賃は少しもったいないかも……。
賃貸派の人がひとり暮らしを続けるとなると、人生の最後のほうまで家賃を払い続けられるかどうか心配です。住宅ローンを組める期間には上限があり、定年までにローンを完済する年齢を考えると、40歳までにはマイホームを買う、買わないを決めたほうがよさそうです。