世界で働くためのパートナー選び!
そうした制度の整備はもちろん重要ですが、仕事とプライベートの両立のためには、なんといってもパートナーの理解が必要ですね。ですから、パートナーはちゃんと選ばないと(笑)。おススメは、女性がガンガン仕事をしている姿を見て普通に「いいね」と言ってくれる人。女性だからといって、相手を下に見たりしない人ですね。男性であれ女性であれ、仕事で課される責任は同じですから。
国連で働く周囲の女性を見ても、みんな自分の可能性を追い求めてバリバリ突き進んでいます。昇進すればそれだけ決定権が増え、自分が正しいと思う施策を実行に移すことができますし、管理職になることのメリットは大きいと思います。
今はパートナーと生活していますが、また別々の国へ行くミッションが課されることがあるかもしれません。こういう仕事ですから(笑)、それも受け入れます。
ただ、他者から与えられた仕事のみの人生は必要ないと思っています。仕事は自分を成長させてくれる大切なもの。少し回り道をすることもあるでしょうけど、どんな形であれ、自分の信じる仕事は続けていきたいと思っています。
■感銘を受けた本 『POWERS OF TEN-宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅』フィリップおよびフィリス・モリソン著(日本経済新聞出版社)
……マクロな世界とミクロな世界、視覚化するととても似ているってことに驚異を感じたのです。お気に入りで玄関に飾ってもいます。
■モチベーションをあげるグッズ 地球儀
……平面の地図を眺めると北極は必ず上にある。地球儀だったらひっくり返して南極を上にして眺めることも。リビングに大きいものを、デスク用には小さい地球儀を置いています。
■癒すグッズ 地球儀
■お気に入りのおやつ カール! チーズ味(笑)
The views expressed herein are those of the author and do not reflect the views of the United Nations World Food Programme.
本記事に記された見解は著者個人のものであり、国連世界食糧計画の見解を何ら反映するものではありません。
国連職員。東京生まれ。青山学院高等部、青山学院大学国際政治経済学部卒業後、KPMGに入社。オックスフォード大学院への留学などを経て、2006年より国連世界食糧計画(国連WFP)に勤務。これまでアメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ラオス、アルメニアに日本を加えた7カ国に住んだ経験を持ち、共に働いたことのある同僚の出身国は、60カ国以上を数える。著書に人付き合いのコツと英語の学び方を伝える『世界で働く人になる』(アルク刊)がある。
構成=大井明子