面談で上司に必ず伝えるべきこと

復職前の打ち合わせで、場合によっては担当業務のことよりも先に話さなくてはならなくなるのが、働く時間のことです。

短時間勤務制度を利用する場合は、業務の割り振りに関係するので、早めに決めて上司に伝えたほうがいいのですが、決まった保育園が遠い、0歳児の保育時間が短い、親あるいは子どもの体調に不安があるなど、復帰が迫ってから事情が変わることもあります。そんなときは、遠慮はいりません。育児・介護休業法は、3歳未満の子どもを育てる男女社員が短時間勤務を利用できるように制度を設けることを会社に義務づけています。

短時間勤務制度を利用しない場合も、保育園のお迎えがあり基本は決まった時間に仕事を切り上げなくてはならないこと、子どもの病気で急な早退や欠勤があることなどは伝えておきます。育児休業者が多い職場ではもう常識かもしれませんが、上司に改めて頭を下げてお願いすることで、理解・協力を得やすくなります。

残業・出張はできるのか、子どもが病気のときはどうなるのかは、保育園の開所時間、配偶者の勤務の状況、実家のサポート、その他のサービスの利用の有無などによって違ってきますので、自分の状況を具体的に伝えておいたほうがよいでしょう。病児保育の利用などの対応策があれば、上司も少し安心できるはずです。

ただし、上司によっては私的な事情は聞く耳をもたない人もいます。相手が受けとめられる範囲で伝えるということも、よい関係を保つためには必要です。話しにくければ、細かいことは必要なときにそのつど小出しに伝えましょう。