(2)火事からマイホームを守る「火災保険」

火災保険は名前の通り火事や雷、竜巻など住まいの災害に備える保険だ。一般的に火災保険は生命保険とは異なり、実際に損失を被った分だけ限度額の範囲で保険金が支払われる「実損てん補」になっているのが特徴だ。

火災は自分が出した火で家が焼けるのは自分の不注意だが、隣家のもらい火で家が焼失する場合もある。この場合は「失火責任法」により、原則として火元の人に補償を求めることはできない。つまり、何が起こっても自分の家は自分で守らなければいけないので、やはり火災保険もマイホームには必須の保険といえるだろう。

マンションの場合の火災保険は独自に契約をすることになるが、加入すべき火災保険は主に3パターンある。(1)共有部分と専有部分を合わせて契約、(2)専有部分のみで壁心基準で契約、(3)専有部分のみで上塗り基準で契約、となり、どのパターンで契約するかは管理組合の規定によるので確認をしよう。