「高学歴・高収入女性」を求める中高年男性

さきほども紹介したように、彼のようなお申し込みの多くは、相手の女性に届いていない。

多くの男性が、自分より若い女性と結婚したいと希望する。しかも願わくば、より条件の良いハイスペック女性であれば申し分ない。とくに、年収1000万円近い30代女性たちには、年の離れた年上男性たちから、連日たくさんのお見合いのお申し込みが届く。

大屋優子、現代洋子『余計なお世話いたします 半年以内に結婚できる20のルール』(集英社)
大屋優子、現代洋子『余計なお世話いたします 半年以内に結婚できる20のルール』(集英社)

彼らの年収は彼女たちより高いかもしれないが、年齢は一回り近く上と大きくかけ離れている。それでも「収入は似たようなものだし、自分にふさわしい相手は仕事ができ、対等に付き合っていける人がいい」と、おじさんたちに遠慮する気持ちなどない。

また結婚相談所に登録している年収が高い女性は、大学院卒、一流大学卒などの高学歴であることが多いが、高卒や専門卒の男性からも多数の申し込みが来る。

ハイスペ女性たちが望んでいるのは、自分と似たような年齢、学歴、収入がある相手とのご縁。年齢や学歴、収入が大きくかけ離れた、このような“格差申し込み”は、ほとんどの場合、仲人がブロックする。

「私には合わない方々からの申し込みが多くて」と、ハイスペ女性たちが「おじアタック」の被害者となって婚活に辟易してしまわないようにするためである。

「自分は若い」の勘違いは致命的

さきほども紹介したように、女性がもっとも重視するのは、収入や学歴の格差以上に年齢差だ。

自分はいつまでも若く、感覚は20代だと思い込んでいるアラフォー男性に、魅力を感じてくれる女性はいるのか?

TikTokで流行っているダンスも知っているし、インスタチェックは毎日欠かさない。どんなに年下の女性が相手でも「自分なら感覚が合う」と思い込んでいる男性は、ただの「幼稚なおじさん」としか見られない。その現実に、なぜ気づかないのか。

高望みをやめた人から幸せになっていく

婚活市場における「おじアタック」は、年齢ではなく、「年齢差」によるもの。20代女性から見たら、40歳付近の男性は立派な「おじさん」である。

女性の希望は「同世代」という事実を受け止めて、「自分と並んだ時にしっくりくるのは誰か」を地に足をつけて考えてほしい。婚活において重要なのは、相手との釣り合いだ。

いつまでたっても実らない高望みの「おじアタック」は卒業して、身の丈に合った年齢の近いお相手にお見合いを申し込んでいく人から、幸せになっていく。それが、まぎれもない現実なのだ。

大屋 優子(おおや・ゆうこ)
結婚カウンセラー

1964年生まれ、株式会社ロックビレッジ取締役。ウエディングに特化した広告代理店を30年以上経営のかたわら、婚活サロンを主宰。世話好き結婚カウンセラーとして奔走。著書に『余計なお世話いたします 半年以内に結婚できる20のルール』(集英社)がある。