同世代を「おばさん」と呼ぶ40歳男性
あまりにもお見合いが成立しないので、私からこう伝えてみた。
「今は年齢は2歳差くらいまでの同世代婚が主流ですから、もう少し年齢の近い方にお申し込みされたらいかがですか? お子さんが欲しいお気持ちはわかります。でも20代だからとお子さんを授かれる保証もないですし、40歳を過ぎて結婚されてお子さんに恵まれた方もたくさんいます」
すると、彼の表情は一変し、
「年齢が近い方は、『おばさん』にしか見えませんから、結婚できません」
と言い放った。
同世代が「おばさん」なら、あなたも「おじさん」ではないの?――と、心の中でツッコミを入れてしまった。
結婚相談所にはおじさんと結婚したい若い女性がいるとでも思っているのか。いまは、女性も男性と同じように社会で活躍し、それなりに収入も得られるなか、10歳も年の離れた平均的な年収の男性をわざわざ結婚相手には選ばない。
彼は、共働きしてくれて、子供を産んでくれる若くてかわいい女性の幻想を追いかけて、「おじアタック」に励んでいるが、入会して2カ月経つのに、いまだに1件もお見合いが組めていない。彼の婚活に卒業の日はくるのであろうか。
「5歳差婚」には年収1500万以上が必要
彼の感覚がどれほど現実から外れているか、データで見てみよう。
日本最大級の結婚相談所ネットワーク・IBJが公表している「成婚白書(2026年版)」の「『お金があれば若い子と結婚できる』は本当か?データが突きつける年の差婚の現実と必要な経済力」によると、女性はどの世代も年齢2~3歳差の相手を希望している。男性の年収別のデータを見ても、年収1000万円ほどの男性で、成婚相手との年齢差は4歳ほどにとどまる。5歳以上になれば、1500万円以上の年収が求められるということだ。
さらに、8歳以上の年齢差で結婚するカップルの男性の年収は、2000万円以上である。もちろん歳の差婚にもさまざまな事例があるとは思うが、基本的にはかなりの経済的余裕がなければ自分と5歳以上離れた相手と結婚するのは難しいと考えたほうがいい。