婚活女性が重視するのは「年齢差」
そもそも、何歳から「おじさん」といえるのだろうか?
見た目や主観を脇に置き、人口統計だけで線を引くなら、ひとつの目安は50歳前後だ。総務省統計局の2026年3月1日現在の人口推計をもとに試算すると、日本人男性の年齢中央値は約49.6歳。男性を若い順に並べたとき、ほぼ50歳がちょうど真ん中に来る計算になる。
ただし、これは社会全体で見た場合の話だ。婚活市場で「おじさん」と見られるかどうかは、自分の絶対年齢よりも、相手との年齢差に左右される。たとえば41歳男性が31歳女性に申し込めば、相手から見れば10歳上。これも立派な「おじアタック」だ。
しかも、このアラフォー世代は、自分を「おじさん」認定していないからたちが悪い。
結婚相談所に登録している30代前半の男性は、婚活市場においては、女性より数が少ない。出産を考えて、アラサー付近で結婚相談所に登録する女性が多いのに対し、男性は自分が出産するわけではないと、30歳前後ではまだ焦らない。
年齢が近い人と結婚したいと願うアラサー女性たちにとって、その希少価値から、30代前半男性は非常にニーズが高い。
ところが、これもアラフォー付近になると、男性のほうが登録者が多くなる。36歳までの男性たちが、結婚相談所で激モテしていたのに、40歳に近づくと様子はにわかに変わる。
「まだ38歳だし」と28歳に申し込む
「まだ結婚相談所は早い」と、おじさんの自覚がないままのんびり構えていたアラフォー付近の男性たちは、いざ婚活を開始すると、結婚して子供が欲しいと、できるだけ若い女性にお見合いを申し込み始める。
「まだ38歳だし」と28歳にお申し込みしている自分の行動が、立派な「おじアタック」でしかないことに気が付かないままに、である。
そのような実例は少なくない。40歳の男性。大卒、中堅メーカー勤務で年収は550万円。結婚相談所に39歳で登録した。どこにでもいそうな、ごく普通の印象の40歳で、登録した理由は、結婚して子供が欲しいから。
彼がお見合いを申し込むのは、共働きしてくれる34歳までの女性限定。毎月100人くらいの女性にお申し込みをするが、その多くは28歳~32歳の女性で、まずお見合いは受けてもらえない。
彼の場合は、加えて恋愛経験がないからか、女性を選ぶ判断基準が「顔」しかない。女性の学歴にも年収にもこだわらないが、「若くてかわいらしい女性」にしか興味がない。
ごくまれに彼にお申し込みが来ることもあるが、お相手が同い年か1~2歳年下だと、せっかくお申し込みいただいたのにお見合いしたくないと言う。