嫉妬の対象外になれる人

もちろん、どんな旦那がいるかも、優劣の対象になります。子どもが男女そろって2人いて、それぞれ出来が良くても、彼女の旦那さんは、彼女より収入が低くて、食べさせているらしいなんて噂が広がれば、その彼女は女性陣の嫉妬の対象からは、外れることになります。

反対に、優秀な男女の子どもが2人いて、ご主人も高収入なハイパフォーマー。なおかつ、本人も美人の上、出世街道まっしぐら……なんてとんでもなく「スーパー」な境遇にいる人は、よっぽど腰を低くしていない限り、同僚女性からいつ“刺され”るやも分かりません。

では、果たして、同僚(あるいは上司・部下)女性に刺されるとは、どういうことでしょうか?

大きな声では言えませんが、多くの勤め人が、つい行ってしまう悪癖があるものです。

営業ウーマンが、本当は今計上できる売り上げを来期用にプールする。管理職の女性が、部下との飲み食いを接待費として落とす、などです。

「嫉妬される女性」は、こうしたスキを突かれ、同僚女子に上層部に密告されるなんてことが少なからずあります。実際に私は、そんなケースを複数、知っています。

この話から得られる教訓は……。

それはやっぱり、同性の嫉妬を買うなということと、人に突っ込まれるスキは見せるなということです。

まして、最近は、ヨコタさんが指摘する通り、雇用形態一つ見ても、正社員、契約社員、派遣社員、パートなど、さまざまです。

一口に正社員と言っても、総合職、一般職に加え、最近ではエリア限定職、専門職など、多様性に富んでいます。