年上男性の魅力

09年に電通総研・主任研究員(当時)の大屋洋子さんが著書で分析した内容ともリンクしますが、一般に言われる「年上男」のイメージは、次のような点です。

[1](年上男性は)知識や経験が豊富
[2]安定した地位や収入がある
[3]穏やかでキレにくい
[4]いざというとき頼りになる
[5]年下女子を認めてくれる、包容力がある

一部には、「年上男性と結婚する女性って、結局お金が目当てなんでしょ」などと見る人もいますが、年の差恋愛(婚)を2年以上も取材し続けてきた私からすれば、これは大きな間違い。

実際に多いのは、圧倒的に「1」と「5」の声。「知識や経験が豊富で、新しい世界を教えてもらえる」「包容力があり、自信を与えてくれる」といった意見が、大多数を占めます。

「新しい世界ってナニ?」といえば、たとえば美味しいビールやワインの飲み方やファッションの意外な情報、あるいはサッカーの違った見方や知っておくべきビジネスマナーなど、おもに「雑学」。穴場の店を教えてあげるのも、高ポイントです。

さらに、それを机上の空論やグーグル検索で得た知識ではなく、これまでの体験や身近な人の失敗談などを通じて話してもらえると嬉しい、気分がアガる、といった声。

当たり前ながら、20代男子に比べれば、40代男性は生きてきた年数が長い。一般には、知識や経験も豊富なはずですよね。

また、それを「こんなことも知らないの?」や「教えてやるよ」といった上から目線ではなく、「知ってる? 実は~」と優しく問いかけたり、「僕も若い人の情報、知りたいな。教えてくれる?」と、逆に女子にも質問する年上男性は、決まってモテている。

年下女子の側は、「いつも私ばっかり教わって悪いな」とか、「どうせ年下だから、大人扱いされてないんだな」と自分を卑下しやすいから、そこを優しくフォローしてあげられる男性こそがモテるわけです。

ただ、交際中は気にならないまでも、問題は「いざ結婚」となったとき。

冒頭のジュンコさんのように、「15歳も離れていて、将来本当に大丈夫?」と懸念する女子が多いのも事実。とくに年下女子が怖がるのは、「老後」の不安です。