結婚相談所やマッチングアプリを活用し、婚活する40代、50代女性は多い。アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんは「一度はお見合いやデートが成立するのに、『なぜか二度目のお誘いがない』と悩む女性は多い。周囲からは『きれい』とか『モテそう』と言われるのに、なぜか誘われない女性には共通する問題点がある」という――。
ランチをするカップル
写真=iStock.com/PonyWang
※写真はイメージです

「婚活沼」にハマりやすい女性の共通点

婚活沼とは、結婚すると決断しないままずるずると婚活し続け、異性との間に起こる現実に一喜一憂する状況を指す。

婚活沼にハマってしまう理由は人によってさまざまだが、「なぜか二度目のお誘いがない」という悩みには、婚活沼に陥りやすい女性の心理が潜んでいる。周囲からは「きれい」とか「モテそう」と言われるのに、「なぜか誘われない」女性に共通する問題点とは? 今回は、そんな女性の一例を紹介する。

※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しています。あらかじめご了承ください。

プロフィール写真の加工はOK? それともNG?

A子さんは、IT系企業に勤める43歳。小柄な体型で、可愛らしい雰囲気がある。20代の頃は積極的にアプローチされることが多くお付き合いをした男性も何人かいたものの、40代になり、気づけば「彼氏いない歴」が10年を超えていた。

ひとり暮らしの部屋には、中学生の姪っ子がよく遊びにくる。BTSファンのA子さんはK-POP好きの姪と話が合い、一緒にライブへ行ったり、新大久保でカフェ巡りをしたりして楽しんでいた。

40歳を目前に婚活を始め、2つの婚活アプリに登録しているが、なかなか結婚につながる出会いがないのが悩み。アプリでの出会い運は順調で、幅広い世代の男性からアプローチされてきたA子さん。しかし、「また会ってもいいかな」と思える相手に出会えても、なぜか二度目のデートに誘われることがほとんどないのだという。

しかも最近では、一度目の誘いも途絶えがちだ。

「アプリでの婚活は、私には向いていないのかも」と相談されて、A子さんのプロフィールをチェックさせてもらうと、そこにはいくつかの改善点が見つかった。

【改善点1】やる気が感じられないプロフィール写真

婚活用のプロフィールにふさわしくないNG写真は、次のようなものだ。

・ほかの人と一緒に写っている写真
・加工し過ぎている写真
・加工しなさ過ぎる写真
・1年以上前の写真
・真正面以外から撮った写真
友人のグループ
写真=iStock.com/LeoPatrizi
複数人数での写真をプロフィールにする人は少なくないが、婚活的にはNG(※写真はイメージです)

A子さんがプロフィールにしていたのは、会社の同僚と一緒に撮影した3年ほど前の写真。

「ほかの方の顔にはぼかしを入れているし、私の写りがいいから」とA子さんは言うが、これは明らかにNG。

プロフィールには、正面から撮影された笑顔の写真を載せるのが基本だ。誰かと一緒に写っている写真では「真剣に婚活をする気がない」と思われてもしかたがないし、3年以上前の写真を載せるなんて、詐欺と言われてもいいレベル。

加工し過ぎて本人とかけ離れてしまっては本末転倒だけれど、ありのままならいいわけでもない。肌を美しく見せる程度の加工はおすすめする。