「気が若い」のは良いが…

【改善点2】若作りに見えてしまうファッション

婚活で出会った人と初めて会うデートでは、次のようなファッションは避けたい。

・黒ずくめ
・年齢相応でない(チープに見える服、露出の高い服など)
・きらびやか過ぎる
・3年以上前の服

A子さんの場合は、ひとことで言うと「年齢相応でないファッション」が改善点だった。中学生の姪御さんと一緒に買い物することが多いせいか、若作りをしている印象を与えてしまっていた。プチプラでもかまわないが、チープに見えたり、若作りに見えたりするファッションは40代にはそぐわない。

たとえ20代の頃と体重や体形が変わらなくても、アラフォーらしい上品さを意識するほうが、品よく映り、婚活での印象が良い。イメージがわかない人は、同世代の女性アナウンサーのファッションを参考にすると間違いがないだろう。

おごってもらったら、お礼は3回以上伝える

写真やファッションで第一印象を改善したとしても、一度目のデートでの印象がよくなければ、二度目の誘いにはつながらない。A子さんのように「二度目のデートに誘われない」という女性に共通しているNG行動は、次のようなものがある。

・相手から誘われるのが当然だと思っている。
・笑顔をあまり見せない。
・相手の話へのリアクションが薄い。
・ご馳走になってもお礼を言わない。
・ほかの男性を褒めたり、話題にしたりする。
・ほかの婚活相手を悪く言う。
・相手をジャッジする目線で接する。
・自分の意見を言わない。
・愚痴や重い相談をする。

アラフォー・アラフィフ女性に特に多いのが、「男性から誘われるのが当然」と思い込んでいる人。A子さんのように、かつては男性から積極的にアプローチされることが多かったという女性に、特にその傾向が見られる。

けれど、40代になった今、誘われる機会が減ったという自覚があるなら、意識改革をしていきたい。もはや「向こうから誘われるのは当然」ではない。「また会いたい」と思う相手は、自分から誘う。そこまでの気持ちはなくても、「もし誘われたら会ってもいいな」と思えるなら、相手が誘いやすくなる意思表示をする必要がある。「また会いたいです」「誘ってもらえたらうれしいです」とわかりやすく伝えることで、誘われやすくなる。

相手の話に笑顔でリアクションすることも大切。「それはどういうことですか?」「もっと詳しく聞かせてほしい」と自分の話に興味を持ってくれる相手とは、男女を問わず「また会いたい」「もっと話したい」と思うもの。男性が人生を共にしたいのは、自分と一緒にいるときに笑顔でいてくれる女性。

A子さんは、美しい女性だけれど表情が乏しく、話していてもリアクションがクールで薄い傾向があった。それだとよほど好みのど真ん中でもない限り、男性が「また誘ってみよう」とは思いにくいものだ。

並んで歩く若い男女
写真=iStock.com/maruco
よく笑い、たくさん質問する女性に男性はまた会いたいと思う。(※写真はイメージです)