「愛子さまのお相手」デマが出回った賀陽家
具体的には賀陽家、久邇家、東久邇家、竹田家の男子たちだ。しかし率直に言って、どの家もそれぞれ難しい事情を抱えているように見える。
まず賀陽家についてはどうか。賀陽正憲氏に2人の男子がいる。一部の週刊誌などで敬宮(愛子内親王)殿下の「お相手」候補として取りざたされたこともあった。しかし、宮内庁の西村泰彦長官(当時)が実際に調査をさせて「あれ、嘘だよ」と否定していた(「文藝春秋」令和5年[2023年]9月号)。
私自身もこうしたデマが出回る怪しげな背景について分析したことがある(プレジデントオンライン令和5年[2023年]4月6日配信)。
正憲氏が民間企業から宮内庁に転職しながら長く外務省に出向した経緯について、天皇陛下との間に齟齬が生じていたとの情報もあった。
また別に、正憲氏が知らないところで、賀陽家の「養子の養子」として議員会館の高市早苗事務所などを訪れていた人物がいる(「週刊文春」令和7年[2025年]4月3日号)。旧宮家の周辺には、実際に法律上の“養子”になっているケースを含め、さまざまな人間が近づいている可能性がある。
拒否反応が強い久邇家
次に久邇家はどうか。朝融王の長男で元皇族だった邦昭氏は、自著『少年皇族の見た戦争』(平成27年[2015年]、PHP研究所)の中で旧宮家復帰案について、次のように明言していた。
「今さら、皇籍に復して国民の貴重な税金をいただくのには拒否反応がある」と。
さらに三男の朝宏氏も、新聞やテレビなどさまざまなメディアで、養子案への反対論を繰り広げている。
「ひたすら一般人として生きてきた私からすれば現実味に乏しいし、国民の理解が得られるか疑問だ」(時事通信、令和8年[2026年]7月1日配信)と。
朝宏氏は、むしろ次代に「愛子天皇」を望んでいるという。「私は、愛子さま以外に天皇になる方が思い浮かびません。たとえ女子であっても、皇位は天皇皇后両陛下のお子さまが継がれるのが正当だと思います」(「女性自身」令和8年[2026年]7月21日号)と。
おそらく久邇家からの養子は難しいだろう。