体調が悪いときに体に効くモノ
case 4 風邪をひいたとき、消化の良いものが食べたくなる
「風邪のときは、お粥やうどんが食べたい」
体調が悪いとき、なぜか「あっさりしたもの」「消化の良いもの」が欲しくなります。風邪をひくと、体は免疫システムをフル稼働させてウイルスと戦います。このとき、消化にエネルギーを使うと回復が遅れるため、体は本能的に「消化に負担の少ないもの」を求めるのです。
消化に時間がかかる脂っこいものや重いものは、胃腸に負担をかけ、体調回復を遅らせることがあります。そのため、体は「消化しやすいもの」を自然と欲するのです。
〈体からのメッセージ〉
「今は回復に集中したい。消化の良いものをください」
〈対策〉
お粥、うどん、雑炊、スープなど、温かくて消化の良い食べ物がおすすめです。
お粥に梅干しを添えると、塩分とクエン酸が補給でき、食欲も出やすくなります。うどんなら、卵を落として軽くタンパク質を加えるのもいいでしょう。
水分補給も忘れずに。スープや味噌汁なら、水分と栄養を同時にとれます。無理に食べなくても大丈夫ですが、少しずつでも口にできると、回復が早まります。
case 5 生理前・生理中、特定のものが食べたくなる
「生理前って、なんでこんなに甘いものが食べたくなるの?」
「生理中は、お肉が食べたくなる」
女性の場合、生理周期によって食欲が大きく変化します。生理前(黄体期)は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が高まり、体がエネルギーを蓄えやすい状態になると考えられています(*4)。そのため、いつもより食事量が増えたり、甘いものを欲したりする人も少なくありません。
一方、生理中は鉄分が失われるため、赤身肉、ほうれん草など鉄分の多い食品を欲することもあります。
〈体からのメッセージ〉
「ホルモンバランスが変化しています。糖と鉄分が必要です」
〈対策〉
我慢しすぎないこと(食べすぎなければOK)。この食欲の変化は、「意志」の問題ではなく「ホルモンの影響」が大きいのです。
鉄分補給には、レバーや赤身肉が効果的ですが、苦手な方は小松菜やほうれん草、納豆、ひじきなどの植物性食品でも補えます。ビタミンCと一緒にとると吸収率が上がるので、食後にみかんやキウイを食べるのもおすすめです。