運動後や睡眠不足時に欠乏するモノ

case 2 運動後、肉が食べたくなる

「ジムに行ったあと、がっつり焼肉が食べたい!」

運動後に肉や卵など、タンパク質が豊富な食べ物を欲するのも、体からのサインです。

「せっかく痩せるために運動したのに、食べたら意味ないじゃない!」――そう思う方もいるかもしれませんね。

でも体からのメッセージには理由があります。

運動をすると、筋肉の繊維が微細に損傷します(*2)。体はこれを修復するために、タンパク質(アミノ酸)を必要とします。さらに、運動でエネルギーを消費すると、糖質の貯蔵庫も空っぽになるため、炭水化物も欲します。

〈体からのメッセージ〉
「筋肉を修復するために、タンパク質が必要です」

〈対策〉
運動後30分〜2時間以内にタンパク質を摂取すると効果的です。肉、魚、卵、豆腐、納豆など、選択肢はたくさんあります。動物性と植物性、どちらでも構いません。炭水化物(ご飯、パン、麺類)も一緒にとると、筋肉の回復がさらに効率的になります。
運動後に一杯のビールと唐揚げ――実はこれ、結構理にかなった組み合わせなのです(もちろん、飲みすぎは禁物ですが)。

case 3 睡眠不足のとき、ジャンクフードが食べたくなる

「昨日寝不足……なんだかポテチや揚げ物が食べたいな」

睡眠不足のとき、なぜか高カロリーなジャンクフードが食べたくなります。

睡眠不足になると、食欲に関わるホルモンのバランスが崩れることが知られています。具体的には、食欲を増進させる「グレリン」が増え、満腹感を与える「レプチン」が減少するのです(*3)

さらに、理性的な判断をする脳の部分の働きが鈍くなり、「我慢する力」が弱まります。その結果、高カロリーで手軽な食品に手が伸びやすくなるのです。

〈体からのメッセージ〉
「エネルギー不足です。手っ取り早くカロリーを補給してください」

〈対策〉
一番の解決策は「睡眠をとる」ことです。でも、どうしても食べたいなら少量だけにして、なるべく睡眠を優先しましょう。
ちなみに、ナッツ類も高カロリーですが、良質な脂質とタンパク質が豊富で、満足感も得られます。ジャンクフードの代わりにアーモンドやカシューナッツを常備しておくのも一つの手です。

スプーンとミックスナツ
写真=iStock.com/karinsasaki
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