午後のパフォーマンスアップは低GIが効く
食事の習慣として意識していきたいのが、糖質の取り方です。
糖質は脳にとっても重要なエネルギー源ですが、何をどう選び、どう摂取していくかが重要。キーワードとなるのは、GI値(血糖値の上がりやすさ)です。白米やうどんのような高GI食品は、血糖値が急上昇して急降下する「血糖値スパイク」を起き起こします。
血糖値スパイクは脳へのエネルギー供給を不安定にするので、空腹感、眠気、イライラ感、それらに伴う集中力低下の原因に。できる限り、血糖値の急激な上昇、下降は起こさないようにすることが、短期的にも長期的にも脳の健康維持にはプラスに働くのです。
その点、玄米、そば、オートミール、甘栗、干し芋のような低GI食品は、血糖値がゆっくり上がり、ゆっくり下がります。パスタも意外とGI値の高くない食品です。血糖値の安定は、空腹を感じにくくさせる効果があります。
たとえば、私たちは森永製菓と共同で、吸収速度の異なるゼリー飲料を開発し、効果を比較しました。(※)6
ゆっくり吸収されるゼリーを朝に摂取すると、3時間後まで空腹感が出にくく、判断力を良い状態で維持できることがわかってきたのです。本能的に人間は空腹を感じると、「何か食べよう」という方向に意識が向き、仕事や作業への集中力が削がれてしまいます。この点からも糖質の吸収速度を意識した食事を習慣にできると、脳のパフォーマンスが上がると言えるでしょう。

