朝プロテインが脳のパフォーマンスを高める

また、私たちの研究チームは、明治との共同で、朝食でタンパク質を摂取することの効果をeスポーツによる実験で検証しています。(※)5

被験者には朝食を抜いてきてもらい、一方はリンゴジュース(糖質のみ)、もう一方にはプロテインドリンク(糖質+タンパク質15g)を飲んでもらいます。カロリーは同じです。その後3時間ゲームをプレーしてもらいながら、判断力を測定。

結果は明確で、プロテインを摂取したグループは脳の活動を示す瞳孔の大きさが「明らかに大きい状態」が続くとともに認知課題の成績もよく、リンゴジュースだけのグループは瞳孔径が変化せず、認知機能も低いままでした。つまり、朝食でタンパク質を摂っておくと、摂取しない場合よりもその後の3時間の認知機能のパフォーマンスが高まる。脳活動を促進できるんです。

自家製スムージー
写真=iStock.com/MTStock Studio
※写真はイメージです

判断速度、判断精度ともに、プロテインを摂取したグループのほうが優れており、ゲーム中のシュート成功率も高かった。現代人のデスクワークの環境と近い脳の使い方をしているeスポーツで成績が上がるということは、仕事の成果も上がるのではないかと考えています。

そもそもタンパク質は筋肉だけでなく、脳の機能を高めることが知られています。脳も体ですから、その材料の多くはタンパク質。脳機能を調整する神経伝達物質の原料もタンパク質由来のアミノ酸です。加えて、タンパク質は糖質と一緒に摂取すると糖質の吸収を遅くできるので、血糖値をコントロールしやすくなります。