35歳で「男の趣味」は変わる!

たとえば、先のDr.フェリスが、世界最大級の出逢い系サイト「match.com」の利用者20万人のデータをもとに作成した、「LoveGeist study」。これによると、

◆18~24歳女性にとっての“いい男”像は……?
・最優先は、「友だちに見せびらかせることができる」男性
・47%が、女友だちが「いいね」と賛成する相手を探す
・音楽や映画、本など「共通の趣味」を有することが大事

◆25~34歳女性にとっての“いい男”像は……?
・最優先は、女性のキャリアと両立できる「長期的な関係」
・約3分の2が、「野心的な男性がいい」と回答
・外見やエッチ(SEX)の相性が、大きな決め手になる

◆35~44歳女性にとっての“いい男”像は……?
・人生に落ち着きを求めるようになり、「オトナ」な男性を好む
・73%が、「5歳以上年上の男性」を探す
・精神的豊かさを求める。社会生活になじめない男性は願い下げ

とのこと。

最近は一部、35歳以上でも、「男前オンナ」な女性を中心に“育てがいのある男の子”を求める動きもありますが、数としてはまれ。

恋愛はともかく「結婚」となると、やはり「頼れる」「包容力がある」「落ち着いた」男性に惹かれる女性が、圧倒的に多い。しかもその傾向が、年齢と共に高まるようです。

それなのに、女性の多くが「好みの変化」を“もやっ”としか自覚していない。キョウコさんもその1人。上記の「Love Geist study」を見せて「どう?」と聞いてみたところ、「言われてみれば、確かに当たってる!」と驚いた様子。

彼女も、つい何年か前までは「周りに『いいね』と言われる男性」にばかりこだわっていた。「共通の趣味がないと、話が合わない」とも思っていたそうです。

でも、いま改めて考えてみると、35歳を過ぎて「趣味が違っても、お互いにひとり時間を大事にすればいいや」と思う自分がいるとか。

「むしろいまは、ずっとベッタリがイヤ。趣味や接点が合う部分は一緒に、でも違う部分は、それぞれで楽しめばいいって思うんです」