「風、薫る」への不満が投稿される
そんな怒濤の展開についていけない人が多いからか、Xなどでは「風、薫る」への不満が少なからずポストされている。
「2人のヒロインの話が交互に展開するから、細切れで、感情移入できない」
「りんが姑やダンナに『学のある女はこれだから』と嫌味ばかり言われるのは、朝から見ていてしんどい」
「脚本にツッコミどころが多い。飛脚からの成り上がり、運送業で財を成した、りんの夫が『小包』という漢字を読めないってどういうこと?」
「コレラの病状の描き方がきれいごとすぎた」
「りんが直美にいきなり幼児を預け、夜遅くまで帰って来なかったのに引いた」
といような感想もあり、「ばけばけ」ロスの影響もあって、いまだに「風、薫る」を心から楽しめない人も一定数いるようだ。
その中でも強い違和感が表明されているのが、唐突にファンタジックになり、またはコミカルになる描写についてだ。
研ナオコ演じる謎の占い師
ナレーションを担当するのは「歌手・俳優・コメディエンヌ」(『NHKドラマガイド 連続テレビ小説 風、薫る』)の研ナオコだが、語りだけでなく「謎の占い師・真風」としてご本人も登場する。
路上に占いの卓を出す真風は、そこを通りかかった初対面であるはずの直美に「みなしごのお嬢さん」と呼びかけるなど、なにやら人知を超えた力を持っている様子だ。
しかも、この時代にロングの金髪でブルーのマニキュアをした長い爪。まるでアニメキャラのような外見だ。
そんなゴリゴリの違和感を研ナオコ(72)という“芸能界レジェンド”の存在感で押し通していくつもりらしい。
りんと直美は4月8日放送の第9話、東京の路上で出会ったのだが、そのときも真風が「こうしよう!」と言って突風を吹かせ、りんの幼い娘が持っていた風車を飛ばして直美の足下に落とし、2人がめぐり会うきっかけを作った。
続く第10話では、いまだに女性が嫁や母という立場に縛られている明治初期という時代が描かれる中、真風が唐突に開放された女性たちが楽しそうに舞い踊る未来のビジョンを見せ「あ~、ちょっと早かったかぁ」とのたまった。ジャンルは違うが、中世のヨーロッパなのに現在の渋谷のダンスシーンを挿入したアニメ映画『果てしなきスカーレット』を連想した。