「困った人」は「自分だけの世界」を生きている
あなたを感情的にする「困った人」という存在はなかなか定義が難しいのですが、「頭の固い人」という表現が相応しい場合が多いと思います。
自分の考えが絶対に正しくて、それを否定するような意見は決して認めない。そういう人たちなのです。
仮に議論になって、こちらがきちんとした統計学的エビデンスを示したところで、納得しません。
「人間は、塩分をなるべく控えた方が、血圧も下がるし、長生きできる」と主張する人がいたとします。
実は、その考えは最新の科学的調査で誤りであることが明らかになっているのですが、そうしたエビデンスを示したところで、言下に否定する人たちなのです。そういう人を相手に「正しいこと」をいったところで、おそらく感情的な反発がいっそう強くなるだけでしょう。
「絶対善」にとらわれる人々
「困った人」は、たとえるなら傲慢な頑固親父タイプが多いと思われるかもしれません。
でも、私が精神科医として医療の現場で遭遇してきた限りでは、意外なことに中高年女性のほうが、自分の生活信条で得た「絶対善」を信じて曲げないパターンが多いのです。
「40代以降は痩せすぎると健康を損ねますよ」と説明しても、痩せることが「絶対善」だと信じているので、話は通じません。
本稿では、そうした「困った人」=「頭の固い人」との付き合い方について、具体的なメソッドを3つ紹介します。
