不妊の原因は男性が半分

夫の「子どもはまだいい」を何とかするには、男性にも不妊や適齢期があることを知らせることです。

子育ては男女共通のものです。男性で育休を長く(3カ月ぐらい)取った人に言わせると、「子育てにおいて男女の能力差はない。差があるとしたら、おっぱいが出ないことぐらい」ということです。

ですから、「いつ夫婦は子育て期に入るのか? その間のワークライフバランス、家計、などをどうするか?」というのは夫婦で真剣に話し合いましょうね。

そのとき、うまく男性を導いていくのはやはり女性でしょう。なぜなら、女性と男性とでは妊娠・出産に対しての意識が、小学生と大学院生ぐらい違うからです。女性だけが焦って、でもうまく伝えられず悶々とすることも多いでしょう。知識に差がありすぎるからです。

まず、男性も妊娠適齢期を知ることが大切です。そして、不妊のリスクは男性が半分負っていることを知ってほしいと思います。

不妊にはいろいろな原因があります。「排卵因子」「子宮因子」「卵管因子」「男性因子」です。「男性因子」とは、精子がない、少ない、動きが悪いなどです。また最近多いのは「ED(勃起不全)」で、これも男性因子のうちです。