役所に直接ぶつける「質問」術

もし、平日の日中動ける日があれば、市町村の担当課を訪問して、資料をもらいがてら、相談(情報収集)をしてみることをお勧めします。

自分の地域にはどんな保育園があるのか、待機児童の状況はどうか、質問をすれば、ある程度のことは教えてくれるはずです。

認可保育園の場合、保護者の勤務時間が長いほど入園選考の優先順位が高いので、希望の園・クラスについて、「昨年は、フルタイマーの方は全員入れましたか?」「パートタイマーの方は入れていますか?」などの質問をすると、様子がわかります。

こうして地域の保育園の基本情報と入園の難易度などがわかったら、候補園のリストをつくり、見学、インターネットを含む口コミなどでさらに情報を集め、希望園をしぼりこみます。

認可保育園の4月入園を希望するのであれば、ここまでの作業を12月までに済ませておきたいところ。認可外については、「先着順」と言われたら、なるべく早く申込みをしておいたほうがよいでしょう。

というわけで、保育園入園を考えている方は、これを読んだらすぐ「保活」を始めてください。

保育園を考える親の会代表 普光院亜紀
1956年、兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務を経てフリーランスライターに。93年より「保育園を考える親の会」代表(http://www.eqg.org/oyanokai/)。出版社勤務当時は自身も2人の子どもを保育園などに預けて働く。現在は、国や自治体の保育関係の委員、大学講師も務める。著書に『共働き子育て入門』(集英社新書)、『働くママ&パパの子育て110の知恵』(保育園を考える親の会編、医学通信社)ほか多数。