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自分を見失った、営業本部長時代の大失敗 -資生堂 執行役員常務 関根近子さん【2】
部下が失敗するとフォローどころか批判。会議の座席を成績順にしたことも。数字を見て、人を見ない――そんな上司になっていた。
部下が失敗するとフォローどころか批判。会議の座席を成績順にしたことも。数字を見て、人を見ない――そんな上司になっていた。
入社4年目に新規顧客を開拓するチームに配属。最初の3カ月はさんざんの販売成績で、「自分には向いてないのかな」と悩んでいた。
「あなたの部下になれる人は幸せなんだよ」――マネジメントは引っ張るばかりではなく、時には寄りい、後ろから押してあげることも必要だ。
朝、CEOからの内線で「今日の役員会議で『北川君を執行役員にする』ということで通すから」と。あの日のことは未だに忘れられない。
法人営業に配属後、意図が理解できず、取引がうまくいかないことも。このままではダメだと、土日を返上。仕事と勉強の両立を始めた。
ビジョンを語ること以上に、リーダーシップで大切なのは胆力。腹をくくる胆力を身に付けなくてはいけないと実感したのは3.11のときだった。
上司から難しい仕事を任されるのは、その人ならできると判断したから。自分では無理だと思っても、きっと乗り越えられるものだ。
日本IBMに入社して以来、最も衝撃的だったのは事業売却先のレノボ・ジャパンへの移籍。ゼロからの会社設立。まさに青天の霹靂だった。
仕事でリーダーを目指し、高みを目指して生きる。情熱を持って働き続けたい、女性のためのサイトです。