ワクチンを2回接種しているか要確認
ここまでお読みいただいた方には、麻疹の怖さと予防の重要さ、社会全体で自分たちを守る集団免疫の大切さを知っていただけただろうと思います。
今、私たち一人ひとりができることとしては、麻疹ワクチンあるいはMRワクチンを受けているかを確認することです。お子さんの場合は、母子手帳を見てみましょう。1歳代で1回目、小学校に上がる前の1年間で2回目のMRワクチンを受けているか確認してください。もしも2回の接種が完了していない場合は、最寄りの医療機関に相談してみましょう。
大人も2回接種しているでしょうか。もしも接種したかどうかがわからない場合は、抗体検査をするよりもMRワクチンを受けられる医療機関を探したほうがいいでしょう。抗体が残っている人がさらにワクチンを接種してもより予防することができるだけで、副反応が増えるわけではありません。
MRワクチンは、小児科または内科、渡航ワクチンを扱っている医療機関で接種できます。渡航ワクチンを扱っている医療機関の場合は、「MMRワクチン」、「MMRVワクチン」を受けることをおすすめします。MMRは麻疹・風疹・おたふく風邪の混合ワクチンで、MMRVはさらに水ぼうそうも防ぐことができるからです。
最後に、これからのゴールデンウイークや夏休みに海外旅行を検討中の人も多いかもしれません。現時点で厚生労働省は渡航を制限してはいませんが、私個人の考えでは麻疹の流行国、流行地域への渡航は、リスクが高いので避けたほうが無難だと思います。ぜひ渡航先の感染症情報を確認し、安全を心がけてください。

