ライトの向きが逆になっていないか
対策2:道路外からの見通し確保
道路から玄関や窓付近の様子をよく見通せるようにすると、通行人や近隣の人が不審者に気づき、110番通報につながります。草木が生い茂って敷地内が外から全く見えない状態にならないよう、こまめに植栽剪定することも大切です。
対策3:人感照明を設置
夜でも見通せるようにするには人感照明を設置します。照明は道路側を照らすように設置してしまいがちですが、これだと不審者が見えないので、設置する向きに注意してください。侵入者への威嚇ではなく、周囲の人に気づいてもらうために付けるので、道路側から敷地内に向かってを照らすようにライトを設置します。

玄関先に威嚇のために設置するフラッシュライトは、指示に従って躊躇なく犯行に及ぶ闇バイト強盗の場合、あまり効果は期待できません。ただ、広範囲に照らすため、窓を割って侵入しようとしている不審者に近隣の人や通行人が気づく可能性があります。
ダミーで安価なセンサー付き照明や防犯カメラもありますが、見た目からしてダミーと分からないようなものであれば、多少の効果はあるかもしれません。事前に下見をする犯行グループに「防犯を意識している家」だと示すこともできます。
防犯カメラが付いている家は嫌がられる?
侵入盗の犯人あるいは犯行グループは実行前に、ガスや水道メーターの点検を装うなどして標的となる家の下見をしていると報道されています。その際に顔を撮影されるのを嫌がるので、録画機能付きの防犯カメラやTVインターホンを付けると、ある程度抑止効果が期待できると推測されます。
あくまでも一連の事件の報道映像から推測した段階ですが、闇バイト強盗犯は防犯カメラのあるところを狙わない可能性があります。被害に遭った家の報道映像で、防犯カメラが確認できたケースは2件だけでした。
防犯カメラは、万が一被害に遭った場合、捜査にも役立ちます。必要な機能は、動いているものを撮影できる「動体検知モーションキャプチャー」と「スマホ連動機能」、暗い映像でもしっかり見える画像性能のものをおすすめします。声を出せる機能付きのものだと、声で犯人を威嚇できるのでより効果的です。