中高年女性に似合う服を作ろうと、74歳でブランドを創設

ドラマでは糸子が晩年、高齢者向けの服をデザインしたが、これも史実通り。ドラマと同じく綾子も娘たちに反対され、長女には自分のブランドの中でやるよう提案されたが、断り、自身のブランドを創設すると宣言。「中高年向けのおしゃれな服」をコンセプトに、74歳にして「コシノアヤコ」ブランドを立ち上げている。

デザイナーの小篠綾子(コシノアヤコ)、大阪・岸和田市の自宅で2001年12月10日撮影
写真=時事通信フォト
デザイナーの小篠綾子(コシノアヤコ)、大阪・岸和田市の自宅で2001年12月10日撮影

年をとると、体のあちこちにぜい肉がついて、体型が変化する。おしゃれしたい気持ちに変わりはないけれど、巷にはすらっとした若い人向けの服しか売られていないため、着ていて体型カバーができ、なおかつおしゃれに見える服を作ろうと考えたのだった。