年に2回はアウトソースを
きれいなお風呂をキープするのに、お風呂掃除を定期的にアウトソースするのはおすすめです。
我が家では、ふだんのお風呂掃除は自分たちで行い、夏と年末の年に2回ぐらいはプロに頼んでいます。そうすることで配管に詰まった汚れや、ふだんの掃除では落としきれないカビなどを、きれいにクリーニングしてもらうのです(我が家の場合はキッチン空調の掃除と合わせて1回3万円ほど)。
かつて私は、すべてを自分一人でやっていました。お風呂場に2時間ぐらいこもり、強い洗剤を使って、あれこれ頑張ってやっていたけれど、プロほどはきれいにできないし、しかもそれをやったところで、家族からの反応は「ありがとう」で終わりなんですよね。
私は家族に「褒めて褒めて」って強要する面倒なお母さんだったから、頑張って掃除したら、家族から褒められないといやなわけです。
でも家族は、そこまで褒めてくれない。こんなに頑張っても自分のコストパフォーマンスはこれでよかったのかな、もっと自分が機嫌よくいられることにエネルギーをかけたほうがいいんじゃないかな、そんなふうに考えたんですよね。
それでプロを呼ぶようになったら、さすがプロですから、いろいろな機材を持ってきてくれて1時間ぐらいでピカピカにしてくれます。
その間、私は気持ち良く自分のやりたい仕事をできるから、もうそっちのほうが断然コストパフォーマンスがいい! やっぱり餅は餅屋です。
日ごろの掃除はもちろん、年に2回程度の大掃除も好きだったり、得意だったりする人は、無理にアウトソースする必要はありません(素晴らしい!)。
掃除が苦手だったり、私みたいに頑張ったあとにやりきれない思いを感じる人は「ひとりで頑張らなきゃ」を手離して、家族の必要経費として外部の力を借りてみてください。まるで自分の心までピカピカになったように、スッキリすることでしょう。
家族仲も良くなる
お風呂場を片づけたことで、湯ぶねにつかるようになったという人は多いです。湯ぶねにつかるのは、健康の大原則。疲れがとれて、眠りの質がよくなり、仕事のパフォーマンスがよくなると……自然と収入アップにもつながっていきます。
反対にシャワーが続くと、光熱費はかかるし、疲れもとれず、眠りの質も悪化。仕事のパフォーマンスも悪くなり、メンタルも収入も落ちていく一方です。
またお風呂を片づけたことで、夫婦や家族で一緒にお風呂に入るようになったという人も多く聞く話。会話が弾んでコミュニケーションが密になるのはもちろん、追いだきの必要もなくなるので、無駄な光熱費が省けます。
お風呂を片づけたら、家族仲がよくなり、節約になるわけです。

お風呂場というのは、究極のプライベート空間です。人の家に行って、トイレを借りることはあっても、お風呂を借りることってないですよね。
そんなプライベート空間をきれいに保つことは、自分自身を大事にするということ。明日からまた頑張ろうと英気を養うことにつながります。
ぜひお風呂場を片づけて、エネルギーチャージスポットにしてください! それがお金の貯まる家にも直結するのです。
構成=池田純子
1967年生まれ、岡山県出身。大学卒業後、住宅メーカーのインテリアコーディネータとして従事。結婚し、20年専業主婦を経験したが離婚。その後はヨガスタジオの店長としてスタジオに通う多くの女性のさまざまな相談に応じる。2015年、得意の片づけを生かして起業。お片づけ習慣化講座「家庭力アッププロジェクト」修了生は全国で3000名を上回る。