お金の貯まらない寝室に大抵あるもの
受講生の方たちに「よく眠れる部屋ってどんな部屋?」と聞くと皆、口をそろえて言うのが「ホテルみたいな部屋」。確かに物が少なくスッキリとしていて清潔なホテルは、ぐっすりと眠れる人が多いでしょう。つまり、寝室をホテルの部屋のように整えれば、睡眠の質が上がり、仕事のパフォーマンスもアップし、自然とお金が貯まる家へと近づいていくというわけです。
倉庫化した寝室をホテル化するためには、何から始めたらよいのでしょうか? 3つのステップがあります。
ステップ1:不要品を処分する
ホテルの部屋には、とにかく物がありません。それに対して、倉庫化している寝室は物であふれています。まず、ベッド付近にある役目が終わったもの(ゴミ)や壊れたものを、一つひとつ見直し、不要なものは処分しましょう。ベッド下から段ボールや紙袋を取り出して、それらも要不要に分けます。
また寝室に当たり前にある「布団」も整理しましょう。よくあるのが、来客用の布団が何組もあるケース。昔の家はどこも来客が多く、来客用の布団が用意されていましたが、今は来客もそれほど多くないのではないでしょうか。
また子供が独立するなど家族構成が変わったのに、布団はそのままということがありがち。でも布団は、一人につき夏用、冬用の2セットあれば十分。来客時はレンタル布団を利用すれば、来客用の布団は処分しても問題ありません。布団を処分すると、収納スペースが、かなり空きますよ。
ちなみに、お金の貯まらない寝室には、布団のシーツや枕カバーなどの「洗い替え」も、やたらあります。もちろん小さい子どもがいる家は、子どもが吐いたり、漏らしたり、突発的なことが起こり、洗い替えが必要になりますが、大人だけの生活であれば、緊急事態が起こってシーツを替えないといけない、なんてことはそうないですよね。
シーツを替えたいときは、その日に使ったものを朝洗って干しておけば、たいてい夜には乾きます。天気が悪いときは、乾燥機を使えばいいですし、乾燥機がなければ、近くのコインランドリーで乾燥だけすればよいでしょう。
実際、私も洗い替え用の寝具は持っていません。持っているシーツや枕カバーは、使っている一枚だけ。それで困ったことはありません。洗い替えをなくすだけでも、無駄買いが減ってお金が貯まるのではないでしょうか。
カーテンが閉めっぱなし……は危険
ステップ2:残ったものを収納する
残ったものは、寝室の押し入れやクローゼットなどの収納スペースにしまいましょう。使わない羽毛布団は、専用のケースに入れると、立てたり重ねたりできて便利です。
またベッド下に収納するなら、湿気の入らないプラスチックケースを活用しましょう。段ボールや紙袋など“紙”は湿気を吸うのでカビの元。ほこりもたまりやすいので、絶対にNGです。
ステップ3:カーテンを整える
お金の貯まらない寝室は、カーテンの丈が短かったり、長すぎたり、サイズが合っていないことがよくあります。そして、そのカーテンは、たいてい日中も閉めっぱなし。「部屋が汚いから開けたくない」「物があるので開閉しにくい」といったことが理由です。
朝起きたらまずはカーテンを開けて、自分も朝日を浴びて、寝室の空気を入れ替えることから始めましょう。カーテンの丈が合っていないなら、合うものに取りかえましょう。
ちなみに遮光カーテンにすれば、外からの光が入らず、睡眠の質が高まります。