衣替えの季節。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智さんは「お金の貯まる家と貯まらない家のクローゼットには、決定的な違いがある。お金が貯まらない家のクローゼットには着ない服、同じような服、使いこなせていない収納グッズなど、とにかく無駄が多い。これをお金が貯まるクローゼットに変えるには、3つのステップが必要」という――。
ラックで服をチェックする女性
写真=iStock.com/DragonImages
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クローゼットを見ればわかる

これまで多くの家にうかがってきましたが、クローゼットを見れば、そこがお金の貯まる家か貯まらない家か、一目でわかります。何故なら、比較すると全く違うから。

お金が貯まる家のクローゼットは、見た目がスッキリ。どこに何があるか一目瞭然です。

一方、お金が貯まらない家のクローゼットは、物であふれかえっています。クローゼットにおさまらず、その扉にまで洋服やベルトが大量に掛かっている、クローゼットの前にハンガーラックが置いてあるために、クローゼットの扉が開けられない……といった家も多くあります。

お金が貯まる家のクローゼットには、貯まらない家のクローゼットのように余計なものがありません。具体的に、どんなものが“ない”のでしょうか。5つ挙げます。

お金持ちのクローゼットに“ない”5つのもの

(1) 着ない服が“ない”

お金が貯まる家のクローゼットには着る服、一軍の服しか入っていません。つまり着ない服は入っていないのです。一方、お金が貯まらない家のクローゼットには、着ない服がいっぱい。ひと夏に一度も袖を通さなかった服に、痩せたら着ようとか、いつか着るだろうと思っている服など、二軍も三軍も入っているのです。

(2) 同じような服が“ない”

お金が貯まらない家のクローゼットからは、黒いカーディガンなど、同じようなアイテムが何枚もあることが多いです。これらはクローゼットで見つからないから「多分捨てたのだろう」などと考えて買ったり、出先に忘れたから買ったり、と追加買いしたものたち。

家に帰っていざクローゼットをよく探したら、同じような服がいくつも出てくるわけです。お金が貯まる家のクローゼットは拝見すると、見つからないということがないので、同じような服が入っていることはありません(よっぽど細部のデザインが気に入ってなどの理由があったり、カラバリで同じアイテムをあえて購入したりしている場合などは除きます)。

(3)収納グッズが、やたらめったら“ない”

お金が貯まらない家のクローゼットには、収納グッズがやたらとあります。たとえばベルトを一つひとつ吊り下げるベルトハンガーや、一枚一枚折りたたんでしまうシャツハンガーなどの用途が限られている収納グッズ。大抵の場合、それらを使いこなせていません。

お金が貯まるクローゼットを見ると、むだな収納グッズはゼロ。ハンガーと洋服を折りたたんでしまう収納ケースのみなど、必要最低限で非常にシンプルです。